ヒトプラセンタを注射したら献血はできません

ヒトプラセンタを注射したら献血はできません

現在、日本国内で使用されているプラセンタには、ヒトプラセンタ、豚プラセンタ馬プラセンタがあり、ヒトプラセンタは医療機関のみの取り扱いとなり、このプラセンタを用いたプラセンタ注射を受けた場合では、献血することができなくなります。

それは、ヒトプラセンタがヒト由来の成分であり、プラセンタを媒介したヤコブ病などの感染症を防ぐ目的によるものです。

現在までに、プラセンタ注射で感染症を発症したという報告は挙がってはいませんが、日本赤十字社では、万全を期すという意味で、プラセンタ注射を受けた方の献血は受け付けていません。

ただし、これはヒトプラセンタを注射で体内に取り込んだ場合に限ることで、内服薬でヒトプラセンタを体内に取り込んだ場合では献血制限の対象にはなりません。したがって、献血することができるということです。

献血は、血液の状態によってプラセンタ注射を受けた、受けていないに関わらず、行うことができない場合もあります。

ですが、現在までに献血の後経験があり、今後も献血を検討したいという方の場合では、プラセンタ注射は慎重に検討すべきでしょう。

どうしてもヒトプラセンタを使用したいという場合では、内服薬という手段もありますので、まずは美容外科医としっかり相談してみると良いでしょう。

なお、最後にプラセンタ注射を受けてから長い年月が経過している方であっても、1回以上プラセンタ注射を受けた経験をお持ちの方の場合では、献血することができません。

豚プラセンタや馬プラセンタなら大丈夫?

豚プラセンタや馬プラセンタなら大丈夫?

ヒトプラセンタは医療機関でしか取り扱うことができませんが、豚由来の豚プラセンタや、馬由来の馬プラセンタであれば、医療機関でなくても取り扱うことが可能で、化粧品やサプリなどに配合されています。

また、これらのプラセンタによるプラセンタ注射は、医療機関でも行っていません。

つまり、体内に取り込む方法はサプリのみとなり、献血に際しては問題ないということです。

また、人体への安全性を最重視するのであれば、最もおすすめできるのはヒトプラセンタであると考えられてはいますが、豚プラセンタ馬プラセンタであっても、プラセンタの効果は自由分に得ることができますので、まずは献血制限を受ける心配がないまたは馬プラセンタで、効果を確認してみてはいかがでしょうか。

豚プラセンタは、1頭のブタから年2回採取することができますので、プラセンタの中では比較的安価な価格で入手することができます。

そして、馬プラセンタの場合では、1頭の馬から年1回の採取となり、豚プラセンタよりもアミノ酸の含有量が多いことから、ブタプラセンタよりも高価な価格設定となっています。

さらに、植物プラセンタという種類のプラセンタもありますが、このプラセンタは植物の胎座という部分から抽出されるものであり、アミノ酸やビタミン類などの栄養分は含んでいるものの、動物プラセンタに含まれる成長因子を含んでいません

つまり、プラセンタの使用に当たっては、動物プラセンタとは切り離して考えておく必要があるということです。

さらに、魚由来の海洋性プラセンタと呼ばれている成分もありますが、この成分は厳密に言うとプラセンタには分類されていません。

海洋性プラセンタは魚の卵巣膜という部分から採取されますが、植物性プラセンタと同様に成長因子は含まれていません。

プラセンタと名がつくと、どの種類であっても成長因子が含まれているように誤解してしまいがちですが、動物性プラセンタ以外の成分には成長因子が含まれていませんので、間違えてしまわないように注意して下さい。

これらのプラセンタもまた、問題なく献血することができます。

じゃあ、輸血もダメなの?

じゃあ、輸血もダメなの?

ヒトプラセンタによるプラセンタ注射で献血がダメなら、万が一の際の輸血も受けられないのでは?と、不安を感じる方も少なくはないでしょう。

心配しないで下さい。

プラセンタ注射を受けたとしても、輸血は問題なく受けることができます。

献血の場合では、プラセンタ注射を受けた方の血液に病原体が存在していると、その血液を輸血で体内に取り込んだ方が、2次感染してしまう可能性が考えられます。

ですが、プラセンタ注射を受けていても、健康な血液を体内に輸血するだけであれば、まったく問題はありません。

長い人生の中で、輸血を受ける機会は滅多に訪れないと考えることはできますが、生身で生活している以上、いつ何が起こってもおかしくはありません。

プラセンタ注射を受けたあとに万が一の輸血という事態になっても、慌てる必要はありませんので、この部分についてはきちんとした認識を持っておいて下さいね。